7-8月号の「ファットフォト」という雑誌で( P, 22 ~ 25)特集して頂きました。    

72Gallery
72Gallery

             「 identity 」

約2年間、アジアから中東、アフリカまで18ヶ国を旅し、撮影を行った。

自然光ではなく照明機材を用いて人工的に光をつくり、日常の風景から浮かび上がらせる。

異なった場所で生きる人間の肌の質感、衣服のデザインや素材感、個々の存在を鮮明に写し撮り、被写体の個性を最大限に表現したいと考え、全ての撮影においてストロボを使用した。

照明をセッティングする事で目立ち、毎回多くのギャラリーに囲まれ、アクシデントも多々あったが、その様な状況が、被写体の潜在的なナルシズムを表面化させ、即興的な表情や、動作を写真に投影することができたと感じている。  

 

 

 

* デジタル編集による合成は行っていない。

 

                             サイトウリョウ

 

 

 

 

 

 

YEMEN

イエメンでは、イスラム教で禁じられている酒の代わりに、カートと呼ばれる葉を噛む習慣が広く行われている。カートはカフェインを含有する植物で、その若葉の樹液は人体に軽い覚醒作用を引き起こす。カートを噛む習慣はエチオピアやエリトリア等でも一部見られるが、イエメンでは日常生活に欠かせないものだ。人々の多くは週末、人によっては毎日、昼食後、何時間もカートを噛み続ける。彼等は、一枚一枚カートの葉を口に入れ、片方の頬にピンポン玉ほどの大きさになるまで噛みながらため込み、時々、水とともにその樹液を飲み込む。一人でカートを噛むことはまれで、カートを噛む際には人々が集う。

活気あふれるカート市場。映像に映っている一袋が大体一人分で、この量を一日で消費する。日が沈む頃には町中の男が下の写真の様にほっぺたが膨れあがっている。

YEMEN

INDIA 『クンブメーラ』

2010年インド。12年に一度行われる世界最大の宗教的祝祭『クンブメーラ』。約一ヶ月滞在しサドゥ(ヒンズー教の修行者)の撮影を行った。2年間の旅での撮影で最も過酷で興味深く、印象に残っている。

同時期に、ドキュメンタリー撮影をしに来ていたマイケルを友人に紹介してもらい,数日間時間を共にさせてもらった。そこで彼の撮る映像美と人柄に感銘を受け、たくさんのインスピレーションをもらうことが出来た。素晴らしい映像と内容に仕上がっているので是非ご覧下さい。

 

 

Sadhu

撮影風景

ケニア、タンザニア国境付近の町『ナマンガ』。 

町にあるレストランの一部を借してもらい、マサイ族の女性を撮影してる様子。

 

自分の撮影現場を記録した唯一の映像です。

マサイ族 婦人
マサイ族 婦人